チープな感想文

僕は小さい頃から感想文が苦手だ。文章を書くこと自体が苦手ってわけではない。チープな内容の感想しか書けないのだ。

例えば、今内定先の会社から、読書感想文の課題がでているんだけど、
真っ先に僕が思いついた感想はこれだけ。
フェルミ推定に対する認識が大きく変わった。
・常にフェルミ推定を習慣づけたい。
フェルミ推定って紙とペンさえあれば、どこでもできておもしろい。

「一般論から全く抜け出せていない。」と自分では思って悩む。「どう」書くかっていうのは、文章術の本に書いてあるけど、「何を」書くかっていうのは、自分の中にしかない。自分の中に意見が浮かばないってのが僕の悩みなのかもしれない。

Restart。

久々にブログを書いてみたくなった。

去年の9月頃に、ネットで人脈をひろげようとか意気込んで始めたこのブログ。最初の3か月はほぼ毎日続けていたものの、3月頃から就職活動が本格化し、ブログ更新が滞るようになった。「今は忙しい。就職が終わったらまた更新しよう」という言い訳はしたものの、今日の今日まで更新できなかった。

ブログを継続して更新するのって本当に難しい。
ブログに限らず、何事も継続して続けることができる人は本当に尊敬する。

個人的にひとつのことに集中できないのは、単純に飽きっぽいからだろう。興味の移り変わりが激しく、一つのことに興味をもてるのは3か月だけ。今までの経験上ずっとそうだ。英会話や体力作りなどさまざまなことに取り組んできた。自分の飽きっぽさは百も承知なので、ビジネス書コーナーを賑わす「仕組み化」も試してみた。が、結局はどれも3か月が限界だった。

そんな継続力のない僕だけど、なんとなくまたブログを書いてみたいと思う。思うじゃなくて書きたい。なんで、そう思ったのか、僕にもよくわからない。なんか頭の中でブログ書きてーという思いがぼんやりとでてきた。ブログのコンセプトとかも全然考えてないし、ほんとに思いつき。また、思いつきで3日後ぐらいには飽きてるかもしれないけど。とりあえず、今考えていることを忘れないようメモしようって意味で書いてみた。うん。


勢いで書いて、うまくまとまらないパターンだ・・・w
まぁ、一般人、それも学生のブログなんてそんなもんだ。

PoICで始める知的生産

最近、PoICなるものを情報収集に導入しています。PoICを知らない人のために簡単に解説。アナログベースでいかに使える情報データ管理をおこなえるかという考えの元に生まれたのが、PoICです。

具体的には、情報カードを使って、自分のアイデアや気づきをデータベース化するもの。情報カードっていうのは、その名とおり情報を記録するためのカードです。単語帳の穴が開いてないバージョンを想像してください。

情報カードについての詳しい考察は「知的生産の技術 」がとても参考になります。古い本ですが、知的生産の原点はここに集約されているんではないでしょうか。(レビューはいずれ書きます)。その情報カード一枚につきひとつのアイデアを記録していきます。そして、そのカードを時系列で管理し、情報を再生産するプロセスを仕組み化したのが、PoIC。

PoICについての詳しい解説はこちら

メインページ - PoIC

■PoICについてのnomicoさんの考察。

このPoICについて
works4Life season ?nomicoさんがおもしろ考察をしていたので、取り上げてみます。
works4Life season ?:あなたの中のカードはフロー型?ストック型?

媒体をどう扱うかは人によって異なるものだが、その物の形態自体が取り扱いを左右することもある
nomicoさんの考察を一言で要約すると「(nomicoさんが)ストック型データの紙媒体に求めるものは1、固定していること。2、へこたれないこと。3、見返すに耐えうること」。この条件があるので、カード型紙媒体でのストック情報管理は難しいということ。

■PoICについての考察。ストック型データベースに求めるもの。

nomicoさんとは逆に自分にPoICがかなりフィットしている。なんでフィットしているのか考察してみました。というか自分が実装してからの感想。


自分はストック型データに求めるのは、カスタマイズのしやすさです。これは情報管理に目覚めたのが、システム手帳だったことに起因してるかも。高校2年の時から、熊谷式システム手帳をつかっていたいました。、途中でちょっとした仕様を変えたくなったときに、閉じられた手帳だと買い直さないといけないのでやっかい。

リペアーのしやすさもいいところ。ぼくはこだわり症なところがあるので、ちょっと気に喰わないところがあるとすごく気になってしまいます。ですが、PoICだと気に喰わないとこだけ、取替えするということが可能なので、大変助かってます。

最後に枚数制限がないこと。ノートだと終わりがあるんで最後まで使いきろうという気持ちがわいてきます。これ有効に働く人もいると思うんですが、ぼくの場合は使いきらなきゃという脅迫観念になってくるので。

結論:ぼくにPoICに合っている(かも)。

P.S
現在のPoICの弱点として移動中にデータの参照ができない。ということがあります。ぼくは通学に片道1時間半あるんで、移動時間中のぱっぱっと中身を見れないのは、ちょっと辛い。実験的にPoICで熟成させたデータだけをmoleskineに転載してみよう。

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寝ている時間も有効活用?「脳」活用術!!

羊
皆さんは睡眠という言葉を聞いて何を想像しますか?
充電?休息?
もちろん体にとってももちろんそうです。しかし、脳という臓器にとっては「睡眠」というのは別の役割があるそうです。

■脳は決して眠らない

最近の脳科学でわかってきたことなのですが、実は「脳」というのは眠らないのです。むしろ、ニューロン神経細胞)の働きが活発になるのは睡眠をしているときだそうで。一体何のために働いているかというと、それは記憶を整理するために活動しているそうです。起きている間にインプットした大量の情報を処理するために、他の思考をシャットダウンして情報を整理しているわけです。

さらに、このプロセスでおもしろ現象が起きています。脳というのは、単純に記憶を順番に再生しているのではなく、なんとなくパーツを使いながらあれやこれやと情報を組み合わせているのです。一日の出来事をA→B→C→Dと順番に再生して記憶の定着をしたりもするのですが、突然まったく関係のないFを持ってきてA→B→F→Dと組み合わせたりもします。この適当な組み合わせを視覚的に認識することが「夢」です。「夢」というのは、脳が記憶を色々と組み合わせているので、ごちゃごちゃした内容になっているんですね。

そして現在、わかっている睡眠の役割を大きくわけて3つあります。1つは目は、記憶は繰り返し再生して情報を圧縮する「記憶の定着」。2つ目は、時間的に離れた事象をくっつけたり、三段論法をやったりする「論理的思考」。そして、あれやこれやと情報を組み合わせて、閃きを与えてくれること。脳は寝ている間も知的生産活動をおこなっているのです。

■寝ている脳にアイデアを閃かせるには?

この3つ目の役割を最大限に活かすにはどうしたらいいのでしょうか。それは、考えたいこと、アイデアがほしいことを、明確な「問い」にしてから寝るんことです。例えば「次の論文の内容をどうしたらいいか?」という感じで、自分に質問してから寝るんです。

そうすると、脳は睡眠で記憶を整理しながら、問いに対するアイデアを探してくれるわけです。簡単な質問なら翌朝は翌日の午前中ぐらいに、答えが浮かんできます。閃きを生み出しやすくするために、朝にシャワーを浴びたり、散歩をすることも有効です。また寝る前にユビキタス・キャプチャーをパラパラと見ておくと組み合わせの幅が広がっておもしろいアイデアが生まれるかもしれませんね。

せっかく休まず働いてくれる人がいるんですから、それを有効活用しない手はありません。考え事は「脳」にまかせて、あなたはゆっくりとくつろぎましょう。

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【参考リンク】
「ほぼ日」の睡眠論:ねむりと記憶。

アイデアが生まれでる牧場の話‐書評‐嶋浩一郎のアイデアのつくり方

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本書はかなり良書なので本当は隠しておきたいのですが・・・・・・
ここだけの秘密ということでお願いします。

著者は博報堂ケルトのCEOである嶋浩一郎氏。「スカパー!がやらなきゃ誰がやる?」のキャンペーンなどを生み出した人です。本書では、そんな気鋭のクリエイターのアイデア発想法がおしげもなく公開されています。

■アイデアはカオスから生まれる

そのメソッドは驚くほどシンプルです。情報を集めて、時系列に並べていくだけ。集める情報も「ゴリラの血液型はみんなB型」や「車のナンバーに『へ』という字は使わない」などのトリビアや史実など一見どうでもいいような情報ばかりです。これらの情報を分類分けなどせず、ただ順番に一冊の手帳に書き込んでいきます。そんな単純なメソッドでアイデアが生まれてくるのと疑問に思うかもしれません。しかし、この手帳が、次から次へとアイデアを生みだす放牧場になるのです。

そもそもアイデアとはなんなのでしょうか。
有名なジェームズ・W・ヤングの『アイデアのつくり方』からその原理をご紹介いたします。

・アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない
ちなみに本書はジェームズ・W・ヤング氏の『アイデアのつくり方』のオマージュっぽいです。著者はこれらの手帳を眺めながら、ある訓練をすることで、アイデアを生む「化学変化」が起きるのだと述べています。その訓練法とはキーワードの掛け合わせ。たとえば、書店にある本のタイトル同士を、ひとつの上位概念にくくっていきます。『殿中でござる』と『丁髭無頼伝』という2つだと「侍」という概念でまとめます。このようにして、手帳の中に無造作に広がった情報を化学反応のように組み合わせることでアイデアを生み出していくのです。

情報カードでおこなう「アイデアのつくり方」

著者はモレスキンという手帳でこのメソッドをおこなっています。ぼくはモレスキンよりも”PoIC”でおこなう方がより効果的にアイデアをだせるのではないかと思っています。PoICとは、Hawkexpress氏が考案した情報カードによる知的生産のワークフローです。PoICも「カードにアイデアを書き時系列に保存していくだけ」というシンプルなメソッドになっています。

具体的な手法については『PoIC マニュアル』をご覧下さい。偶然にも、24日から、gihyo.jpで『Re:PoIC〜ライフハッカーのためのPoIC入門』という連載も始まりました。そちらもあわせて読むとさらに理解が深まると思います。

このPoICがモレスキンより有効だと思うのは、アイデア一枚一枚がバラバラになっているので、視覚的に組み合わせをつくれるからです。「あのカードとこのカードを並べ替えて。やっぱり違うな」などということを手でふれながら目で確認しながらできることです。簡単にいえば嶋メソッド+KJ法=PoICであるのです。

■情報は生き物そのものである。

このふたつのメソッド。共通点は情報を生き物として考えていること。嶋メソッドでは情報を分類することは「カゴ」に入れて情報を殺してしまうことだと考えています。自由に放牧させることによって、たくましいアイデアが生まれるのだという主張です。一方、PoICでは4つに分類された情報カードを「文化の遺伝子」と表現しています。ただ時系列にならべていくだけで、そこに新たな生命がやどってきたのでしょう。

これは情報の価値というのは、情報それ自体にあるのではないということではないでしょうか。どんな情報でも受け手によって、価値を生み出すことができるのです。まさに情報にはゴミはないのです。

■おいしり料理をつくるには

情報はよく「生もの」にも例えられます。正確な情報をより早く手に入れることができるか。それが勝負の分かれ目になることもあります。為替市場などでは、情報の鮮度がもっとも重要視されるのは当たり前です。しかし、例え鮮度が落ちてきた情報も、冷蔵庫でしっかりと冷凍保存しておけば、いざというときの役立ちアイテムになります。昨日の残り物でも、一工夫加えれば美味しい料理に早変わり。

今の時代、おいしい情報は簡単に手に入るようになりました。おいしい食材を探すスキルも大事ですが、おいしり料理を作れることはもっと大事ではないでしょうか。これ以上の「すぐにおいしい簡単レシピ」は、ぼくは知りません。皆さんもぜひ簡単レシピでみんなをあっと驚かせてみませんか?

イデア次第で人生変わるかもしれませんよ。

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読書体験を一歩進んだものにする‐書評‐本の読み方

以前にも紹介した本ですが、どうしてももう一度紹介したい。読書という行為について深く考えさせる一冊です。この本を読んで、本に対する思いは一変しました。著者は、芥川賞受賞の小説家。小説家の著者だからこそ、語ることのできる本の読み方を提唱しています。

目次:

序――本はどうよめばいいのか?
第1部 量から質への転換を―スロー・リーディング 基礎編
第2部 魅力的な「誤読」のすすめ―スロー・リーディング テクニック編
第3部 古今のテクストを読む―スロー・リーディング 実践編
   夏目漱石『こころ』
   森鴎外高瀬舟
   カフカ『橋』
   三島由紀夫金閣寺
   川端康成伊豆の踊り子』 
   金原ひとみ蛇にピアス
   平野敬一郎『葬送』
   フーコー『性の歴史? 知への意思」
おわりに
先日、「何のために本を読んでいるんですか?」というエントリーを書きました。その答えのひとつが本書で提唱するスロー・リーディングではないでしょうか。スロー・リーディングとはつまり精読。本書ではその精読のコツを詳しく解説しています。

読書の目的は人それぞれです。今までに知らなかった情報を得ること、主人公になりきって物語を楽しむこと。要するに、本を読むことで自分とは別の世界を体験し知見を広げる。それが読書の目的ではないでしょうか。

読書の楽しさは、本書を読めば何倍にも膨れ上がります。そして、その楽しさは本だけではなく、映画、演劇、TVドラマなどにも飛び火します。作り手の意図がどこにあるのか、ということが敏感にキャッチできるようになったから。

著者の速読に対する主張については、ハッキリ言って偏見だと言わざるおえませんが、その点を差し引いても本書はぜひ読んでほしい一冊です。本書でとりあげられている、他の著作の解説を読むだけでも教養が深まります。本書を読んで、あなたの読書体験を読書経験に深化させてみませんか?

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